第77回丸の内軟式野球大会、激戦を制したみずほ証券野球部が栄冠

9月3日、第77回丸の内軟式野球大会の3位決定戦、決勝が行われ、みずほ証券野球部が優勝に輝き、準優勝は山九 首都圏エリア、3位は東宝ゴジラという結果で大会が締めくくられた。
決勝進出チームは、どちらも攻撃力に定評があり、点の取り合いを制して決勝進出を果たしている。ゲームは1回から激しく動く。1回裏に、守備のエラーを突いてみずほ証券が3点を上げると、2回表には、山九がためたランナーをランニングホームランで一掃し、一挙に追いつく。その裏には、みずほ証券が3本のヒットと盗塁で効率よく稼ぎ、再び3点と乱打戦の様相に。その後、山九が追いすがるとみずほ証券が突き放すデッドヒートなり、みずほが9対6で逃げ切った。
優勝したみずほ証券野球部の緑川雄太監督は、「今日は、相手チーム投手がすごく良かったが、ほしいと時に点が取れたことが大きい。また、うちのキーとなる選手の活躍がうまくハマったことも今日の勝因」と話す。

「丸の内軟式野球大会は、うちのチームが参加する“三大大会”のひとつで、ずっと狙ってきたタイトルだが、この数年、優勝争いからは遠ざかっており、ようやくチャレンジの機会が巡ってきて優勝できたことは、もう本当にうれしい。大会を通じて、その時々の土日に来られる選手が、力を出し切ってくれた結果だと思う。丸の内軟式野球大会は、“草野球のメッカ”でできる滅多にない大会。ここでできるのが今年で最後なのは残念だが、来年もチャレンジャーの気持ちで、一勝一勝をしっかり積み上げたい」
惜しくも敗れ、準優勝となった山九 首都圏エリアの和泉俊希主将は、「チャンスを活かしきれなかった」と振り返る。

「今日はみずほ証券の力に圧倒されてしまった。チャンスの数は同じくらいあったが、単発で終わってしまい、続けられなかったことが大きな敗因。今年は、新生チームで挑み、6月の東京都の大会で優勝した勢いで、決勝も強気で挑んだが、その姿勢が裏目になった面もあったかもしれない。丸の内野球には社内の面々が集まって応援に来てくれるなど、会社が一体となる良い機会だと感じている。来年こそは優勝したい」

3位決定戦も東宝ゴジラ、三菱地所(昨年準優勝)という強豪のぶつかり合い。ランニングホームランが連発する激しい点の取り合いから、中盤は守備が冴えて膠着。最終回に三菱地所が1点差を詰めて、タイブレークとなる熱戦となったが、東宝が押し切って3位となった。

草野球の聖地・神宮外苑軟式グラウンドでの開催は今年が最後(※)となり、会場を移しての開催となる予定だが、来年も熱戦に期待したい。
※明治神宮外苑地区で計画されている再開発事業により、明治神宮外苑軟式グラウンドも廃止となる予定

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