実際のまちを舞台にした謎解きゲームの人気が高まっていますが、この春、大手町・丸の内・有楽町エリアでもまちの歴史や魅力、スポットを題材にした謎解きゲームが開催されていることはご存知でしょうか。その名は「時空の迷い人と不思議な書物」。4月1日~5月31日の期間限定開催で、知られざる大丸有の横顔を教えてくれるユニークなゲームとして、人気を集めています。
大丸有を舞台にした体験型ゲーム
さてこのゲーム、「弥姫(いよひめ)」(写真)が200年の時を越えて現代に迷い込んでしまうところからスタートします。プレイヤーは弥姫を元の時代に返すべく、不思議な力を備えた書物『時空之標(ときそらのしるべ)』を手に謎を解き明かしていくのです。果たしてあなたは無事、弥姫を彼女が住む時代へ返すことができるのか――? という仕立て。ゲームをプレイするには、丸善丸の内本店またはふたば書房丸ビル店で販売している謎解きキット(1500円)を購入し、スマホまたはタブレットを準備するだけ。案内に従ってスマホとキットを使ってゲームを進行させていきます。
ゲームはいわゆる体験型。大丸有のさまざまなスポットの中に埋め込まれたヒントを探して謎を解いていきます。謎を解くたびに新たな謎が生まれ、一筋縄ではいかないゲームデザインになっています。
4月1日のスタート以降、すでに多くの方々が参加しており、「#丸の内謎」でツイッター等に感想を書き込んでいます(ネタバレは厳禁!)。「最後の問題を思いつくまでに時間がかかった」「1日かかってやっとクリアできた」という声も。難問があることは間違いありません。それだけに、謎が解けたときの達成感は大きく、知的爽快感がプレイヤーの頭を駆け抜けます。
謎解きだけじゃない!
そもそもこのリアル謎解きゲーム、大丸有での実施は2回目となります。初めての開催は2016年10月の「魔法にかけられた神秘の街」。こちらは当初10~11月の2カ月の予定でしたが、予想以上の人気のために1カ月期間を延長し、12月25日まで実施されました。利用者は20~30代が多く、大丸有エリア内の企業が社員懇親やイベントの出し物の一部として利用したケースも。また、「謎解きゲームは婚活と相性が良い」と、婚活イベントの一部として実施されたこともありました(「謎解きコン」!)。個人でのプレイも楽しいですが、チームで、団体で参加すると、また違った楽しみがあるのが謎解きゲームの特徴です。
このゲームの魅力は、謎解きの面白さだけではありません。リガーレ(大丸有エリアマネジメント協会)の本ゲーム担当者に話を聞くと、まずひとつは「街の横顔を知ることができる」ということがあります。今回のテーマは「歴史」。「誰もが知っている歴史上の人物が、ここでこんなことをしたのか、ということを知ることもあります。大丸有といえばビジネス街のイメージしか持っていない人でも、街の印象が変わるのでは」。
また、意外と知られていない街の魅力や便利なツールなどに触れるきっかけにもなるかもしれません。その最たるものが大丸有エリアを巡回する無料の「丸の内シャトルバス」。前回開催で初めて丸の内シャトルバスを使ってその便利さに気づいたという人もおり、新しいまちの楽しみ方に目が開かれるきっかけにもなりそう。
その他、メインキャラクターの弥姫のCV(キャラクターボイス)を、「ラブライブ!」で小泉花陽を担当する人気声優の久保ユリカさんが担当しているのもポイント。ゲームはフルボイスで進行するので、声の魅力を楽しむこともできるでしょう。
早めのプレイを
ゲーム開催期間もあと1カ月ほど。すでに大丸有の企業が懇親会、イベントで使いたいという話や、自然体で参加できるので打ち解けやすい婚活イベントで使用したいという話も持ち上がっており、5月に向けてゲーム目的で街を巡る人が増えることも予想されます。キットには限りがあるため、早めの購入、プレイがおすすめです。
【リアル謎解きゲーム in 丸の内 時空の迷い人と不思議な書物】
日 時:4月1日(土)~5月31日(水)
場 所:大手町・丸の内・有楽町エリア
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