2年振りに開催! 大丸有キラピカ作戦に400名超が参加

5月25日(木)、「大丸有キラピカ作戦」が2年ぶりに開催され、400名を超す参加者が集まり、東京駅前の清掃に汗を流しました。

大丸有キラピカ作戦は、一般社団法人東京ステーションシティ運営協議会、八重洲・日本橋・京橋キラピカ作戦事務局、そしてリガーレこと特定非営利活動法人大丸有エリアマネジメント協会の3団体が合同で行う「東京エキマチ キラピカ作戦」の一部として実施されるものです。大丸有キラピカ作戦が担当するのは、東京駅及び行幸通りをはじめ、丸ビル・新丸ビル周辺で、49団体400名あまりが参加。東京エキマチキラピカ作戦全体では、108団体1003名が参加する、一大イベントとなりました。

朝8時に集合、東京駅前の広場で開催された開会式では、東京駅百瀬孝駅長が「始まって以来の人数」となったことを紹介し、より一層の東京駅周辺の美化、価値向上を呼びかけました。

「大丸有キラピカ作戦は2001年にスタートし、今回が21回目の開催となりますが、今回は全体で1000人を超える参加がありました。これは始まって以来の人数です。今回に限らず、今後も東京ステーションシティの価値向上のため、皆さまのご協力をお願いしたいと思います」(百瀬駅長)

リガーレ事務局長を務める大谷典之は、挨拶で次のように呼びかけました。

「キラピカ作戦はこれが2年ぶりの開催となりますが、これだけ多くの皆さまにお集まりいただき、やはりリアルなイベントは良いものだと思いました。もちろん清掃がメインではありますが、こうしたイベントならではの偶然の出会い、人々との触れ合いも楽しんでいただければと思います」(大谷)

百瀬東京駅長(左)、大谷ガーレ事務局長(右)

集まった参加者は、大丸有にオフィスを持つ企業の皆さま。この日は、全体を20班に分けて東京駅前、日比谷通りまでの行幸通り、その両側の4区間に割り振って清掃をしていただきました。班分けは“偶然の出会い”や交流を楽しめるよう、異業種の組み合わせにしたり、親和性のありそうな企業を組み合わせたりするなど、さまざまに工夫されているそうです。

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開会式の後、担当区画に散って清掃に勤しんでいただきましたが、参加者の声を聞くと2年ぶりということもあり、初参加という方が多く見られました。

「初めて参加しましたが、やっぱり街はきれいだなと。吸い殻を中心に拾っていますが、あまりありませんね。職場が近くにあるのですが、こうやって隅々まで眺めて歩くことはなかったので、街の姿が新鮮に見えて楽しいです」(街区を清掃していた方)

「手すりの下の方とか、ショーウィンドウの枠とか、人が触れないところが意外と汚れていて、磨くとキラッとなるんです。それがすごく気持ちいい。コロナのために職場内でも社員同士の交流がなくなっていたのですが、キラピカのおかげで、みんなと話せるきっかけができて、それもうれしいです」(地下街を清掃していた新卒、初参加の方)

「キラピカも初参加だし、今回のように街に出るのは久しぶりで、しかもこんな大人数ということに驚きました。きれいな街ですけど、座るベンチのところのちょっとした汚れや、側溝の出口のところに溜まった落ち葉などを取ってきれいにしました。側溝が詰まってしまうと水が溜まってしまうので、良いことができたなと思いました」(行幸通りで溝掃除をしていた方)

2年前に比べるとゴミが少なく、より一層きれいになっている感覚がありましたが、参加者からは「コロナ禍で外を歩く人が減っていることも影響しているのでは」と冷静な分析もありました。天気もよく、清々しい天気のもと清掃する参加者の皆さんの顔が、どれも晴れ晴れとしたものだったことが印象的でした。

開会式終了後の8時20分ころから9時までの短い時間の清掃でしたが、終了後に、企業ごとに記念撮影する皆さんの姿が多く見受けられ、そのすべてが明るい笑顔であったことが、このイベントの楽しさを物語っています。

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大丸有キラピカ作戦を担当したリガーレ事務局の真田修平は、取材に答え次のように話しています。

「コロナ禍のためにリガーレとしてもリアルなイベントがやりにくい状況が続いていましたが、非常に多くの皆さんにお集まりいただき、皆さんがこうしたリアルなイベントを求めていらっしゃったことを感じました。前回の2年半前の開催のときには、大丸有キラピカだけで160名でしたので、今回は倍以上の参加です。皆さんのニーズに答えられたことは、リガーレとしても非常にうれしいことだと思います。
お互い会社の名前は知っているものの、話したことがない、という他の会社の方と、清掃という一つの作業を通してコミュニケーションをする機会を提供できることは、この街ならではの価値だと思います。皆さんからのニーズがあることも今回把握できましたので、参加者の皆さんの声を聞きながら、今後も継続していきたいと考えています」

年2回、次回は秋の開催を予定しているそうです。

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