500名近くの参加者が集結!大丸有キラピカ大作戦

実施日:2023年11月8日(水)

「大丸有キラピカ作戦」は、リガーレが主催するエリア就業者を対象とした清掃活動 兼 コミュニティ活動です。大丸有エリアに所属する企業や団体から485名もの参加者が集まり、早朝から街の掃除に汗を流しました。青空の下、所属企業・団体の垣根を超えて爽やかな笑顔が溢れた本イベントの様子をお伝えします。

大丸有エリアの企業・団体が集い
ひと足早い大掃除

11月8日(水)雲ひとつない快晴。東京駅前の丸の内中央広場には開会式がスタートする午前8時を目前にたくさんの人たちが列をなしていました。この日はリガーレが主催する「大丸有キラピカ作戦」の日。大丸有エリアに拠点を置く企業・団体から485名の参加者が集結したのです。同時に「東京ステーションシティ キラピカ作戦」と「八重洲・日本橋・京橋キラピカ作戦」も開催されており、3エリア合同の「東京エキマチ キラピカ作戦」と称して、総勢126企業・団体/1,231名という過去最高の参加者が一斉に東京駅周辺を清掃する一大イベントとなりました。

開会式では、JR東日本東京駅長の百瀬孝氏らとともに、リガーレ事務局長を務める大谷典之も挨拶。この日の清掃が、他の企業・団体の方々とも仲良くなるきっかけになればと、まちづくりの観点からの想いを伝えました。

ちなみに、2024年に東京駅が開業110周年を迎えるにあたり、今年の「東京エキマチ キラピカ作戦」には開業当初にタイムスリップしたような仕掛けが。東京駅を設計した「辰野金吾」を彷彿とさせる人物をはじめ、東京駅が開業した大正時代の衣装を着て当時の清掃用具を持った清掃班も登場しました。

©東京ステーションシティ

開会式を終えると清掃道具を受け取って485名の参加者が20班に分かれて持ち場のエリアへ。東京駅前から御幸通りを中心に、北は大手町駅付近、南は帝国劇場付近までのエリアが今回の清掃範囲。ピシッと決まったスーツ姿や制服姿の参加者に混じって、会社のロゴが入った法被やジャンバーなどお揃いの衣装を着用している団体もあり、清掃イベントといえども、なんだかみなさん楽しそうな雰囲気です。
大丸有エリア就業者のコミュニティ形成も目的としている「キラピカ作戦」。各班は同じ企業・団体のメンバーだけにならないように分けられていますが、異なる企業・団体間でにこやかに挨拶をしたり、名刺交換をしたり、談笑をしたりする様子も見受けられました。

みなさんの後を追いかけて、まずは丸の内仲通りへ。普段は多くの人で賑わう仲通りも早朝はひっそりとしています。パッと見る限りごみはまったく落ちていませんが、参加者たちが隅々まで念入りに確認していきます。「ゴミが全然ないよ〜」「掃除の必要がないくらいきれいだね」などという声も聞こえましたが、よく見るとゴミが隠れている場所が。

「見える部分はとてもきれいなのですが、植込みの影などに時々ゴミが落ちていますね。仲通りがきれいすぎてポイ捨てしづらく、見えないところにこっそり捨てる人がいるのかもしれません」(丸の内仲通りを清掃していた参加者)

こっそりポイ捨てされるのは悲しいことですが、こうやって清掃をして街をきれいに保つことが堂々とゴミを捨てづらい環境づくりにつながっていくことでしょう。仲通りを闊歩するたくさんの参加者の姿に「何事!?」と少し驚いた様子の通行人も見受けられました。

続いて、馬場先通りへ。大通りで人通りが多い場所だけに、仲通り以上にゴミがありそうです。身を屈めて熱心にゴミを探している参加者に話を聞きました。
「普段は気に留めていませんでしたが、じっくり見てみるとゴミって意外とあるものですね。見つかると嬉しくて、なんだか夢中になっちゃいます」(馬場先通りで清掃をしていた参加者)
みなさん低い目線になって集中してゴミを探しており、空き缶やペットボトル、食品の袋、タバコの吸い殻、枯れ木や枯れ草などを見つけ出していました。

三菱一号館を左折し、東京駅に戻っていきます。熱心に植込みを覗き込む一団に声をかけてみると、
「こんなの発見しちゃいました!」(馬場先通りを清掃していた参加者)
と錆びたスコップを掲げて見せてくれました。工事か何かの忘れ物でしょうか。他にも、真新しい傘や何かのパーツのような大きな金属片など、誰がなぜ置いていったのかわからない代物も発見され、宝探しゲームのような雰囲気です。

さて、30分間の掃除タイムはあっという間に終了。9時になると、膨らんだゴミ袋を片手にみなさん次々と戻ってきました。すでにゴミ袋ごとに分別はされていますが、本部でさらにしっかりと分別をし、千代田区のゴミ収集車に回収していただきます。短い時間でしたが、多くの人が力を合わせることでたくさんのゴミを集めることができました。

大丸有キラピカ作戦を担当したリガーレ事務局の眞田 修平は、今回のイベントを振り返り、こう語りました。
「早朝のイベントにもかかわらず、お声がけした企業・団体のみなさまが積極的に参加してくださり、過去最高である485名という参加者が集まってくださいました。清掃を通して大丸有エリアに愛着を感じていただくいい機会になったと思いますし、近隣の企業・団体の方々とお話した人も多くいらっしゃったと思います。2023年度は年1回の開催となりましたが、できれば年2回行い、企業・団体の垣根を超えた大丸有ならではのコミュニティ作りにも生かしていきたいです」

Photo & Writer:Miyuki Takahashi

活動分野:エリア内の交流促進
プロジェクト:大丸有キラピカ作戦