日本各地の食材の味を、有名シェフが手がけるラーメンでいただく
丸の内×Japan47 ストリートレストラン開催

10月13日(火)〜23日(金)にて、丸の内仲通りと丸ビル外構部を活用し、丸の内ならではの屋外ランチを楽しめる「丸の内×Japan47 ストリートレストラン」を開催しています。

普段から「Urban Terrace」と題し、道路空間をテラスとして展開していますが、今回のイベントではクラシックなキッチンカーと重厚感あるテーブル席を設置し、いつもより特別な空間に演出します。
また、キッチンカーで提供される食事もスペシャルメニューを用意。丸の内シェフズクラブをはじめ、日本を代表する4名の有名シェフたちが、出身地など所縁のある地域特産食材を使った創作“奇跡のラーメン”を考案。期間中、日替わりで提供されます。
今回メニューを考案されたシェフは、元パークハイアット東京「梢」料理長・大江憲一郎氏、日本料理「くろぎ」オーナーシェフ・黒木純氏、「Wakiya 一笑美茶樓」オーナーシェフ・脇屋友嗣氏、「サンス・エ・サヴール」料理長・鴨田猛氏。ジャンルの異なる有名シェフの味をラーメンで楽しむことができるという奇跡的なメニューが生まれました。
麺はラーメン界のカリスマである塚田兼司氏プロデュースのもと、長野県産と北海道産の小麦粉をブレンドしてつくられ、ラーメンの味をより引き立たせます。

<メニュー一覧>
・山形県×元パークハイアット東京「梢」料理長・大江憲一郎氏
「さくらんぼ鶏の鯛スープそば」
・宮崎県×日本料理「くろぎ」オーナーシェフ・黒木純氏
「宮崎 日向そば」
・北海道×「Wakiya 一笑美茶樓」オーナーシェフ・脇屋友嗣氏
「北海道ホタテ入り汁なし担々麺」
・熊本県×「サンス・エ・サヴール」料理長・鴨田猛氏
「熊本味噌とショコラブランの天草大王ラーメン」

ランチタイムに合わせてスタートすると、ラーメンの匂いに道ゆく人が続々と誘い込まれます。仲通りと丸ビル外構に設置されたテラス席はたちまち埋まり、人気店宛ら。ゆったりとした席と涼しい秋風が居心地をよくし、皆さんじっくりと味わわれていました。

ラーメンの他にも、TRUFFLE Bakeryとパティシエ成田一世氏のコラボレーションによる「出雲のご縁あんぱん」やカフェファソン岡内賢治監修の「コーヒー&みるくコーヒー」など、各界で活躍される面々によるスペシャルメニューが展開されました。

■ ラーメンを通じて東京から地域活性

本イベントは、観光庁の公募による『誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成』実証事業の採択を得て行われるものです。新型コロナウイルス感染症により、観光のあり方が模索される中、観光イベントや観光資源をより安全で集客力の高いものに磨き上げることを目的としており、丸の内においては、「Withコロナ時代の観光モデルケースづくり」と「地域創生支援とSDGs推進」に注力した形で展開しました。

「Withコロナ時代の観光モデルケースづくり」としては、丸の内がこれまで力を入れてきた道路空間を活用した空間づくりを更に一歩進め、「新たな生活様式」に対応した飲食スタイルのもと、ビジネス街のストリート上でおいしい食事を楽しめる空間をつくることで、新たな観光イベントの形を提案します。
また、「地域創生支援とSDGs推進」の取り組みとしては、全国 47 都道府県の生産地で廃棄される規格外食材等を取り寄せ、有名シェフが監修するメニューを開発提供。使い残しを出さない調理や、環境配慮型の容器・包材を使用する等、SDGs を意識した運営を行うことで、丸の内を中心に地方との連携を深め、地方創生を推進します。

イベント初日のオープニングセレモニーでは主催者を代表して、当協会の副理事長・後藤泰隆が挨拶に立ち、本イベントについて想いを語りました。
「新型コロナウイルス感染症によっていまだ先行きの見えづらい状況にありますが、日本の玄関口である東京・丸の内から元気にすることで、日本各地への活性化につなげていきたいと思い、本イベントを企画しました。今回提供するラーメンは、日本各地域の食材を活用して、有名シェフによって開発されたもので非常においしいです。この機会を通して、地域の魅力を感じてもらいたいと思っています」

セレモニー後半では各シェフが揃い、それぞれが手がけられたメニューへのこだわりについて語っていただきました。ラーメンという新たなジャンルへの挑戦も楽しまれたようで、創作にあふれたアイデアに本イベントにかける熱量が伺えました。

イベント期間中には、本イベントで使用する食材などで連携する宮崎県と島根県をめぐるオンラインツアーも実施。自宅に届く特産品セットを楽しみながら、画面を通じて地域の人々と繋がり実際に旅している気分を味わうことができます。

日本各地との連携や一流シェフとのコラボレーションなど、これまで様々な取り組みを通して培ってきた丸の内のポテンシャルが大きく生かされる形となった本イベント。新たな観光のモデルケース、そして地域創生支援とSDGs推進へと新たな展開も広がりました。
先行き見えづらい状況だからこそ、今後も日本を代表する街として、各地域のモデルケースとなるように先進的な取り組みを率先していきます。




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